ほたるだより

 

               源氏ホタル


交尾後,3〜4日で湿気を保つところ,草の枯れ葉,水ごけに産卵。一匹で500個程の卵を生む。10日目頃,卵の中に幼虫が発生。27〜28日目頃孵化する。
   

生まれたらすぐ水中に入り,250日〜270日間水中で生活する。体長は1.5ミリ,幅0.3ミリの大きさ,黒っぽい色。 成熟した幼虫は,川岸へ上陸する。
   

土の中に45日眠る。 気温が14〜15度くらいになって,いっせいに上陸。水中からはい出し,雨の日にぬかるんだ土の地表下5〜10センチのところに入り、サナギになる。
   

土の中で孵化し成虫となって,いよいよ飛ぶ。7〜10日の短命。生命最大の営みが「交尾」。水辺の水ごけや枯れ葉に産卵し,3〜4日で生命を終える。

 

源氏ホタル

Q.1

ホタルは何故(何のために)光るのですか?

A

光るのは人間で言えば言葉です。「ラブコール」やまた危険を感じた時(クモの巣などにかかれば、まずアウトで他のホタルに近寄らないように強い光を発し続けます。)

Q2

日本全国ホタルの光は同じですか?

A
人間にも方言があるように、ホタルにも東日本型と西日本型は光りかたが違います。

東日本型 (神奈川県〜青森県) 4秒間隔

ピカッ☆--- 4秒 ---ピカッ☆--- 4秒 ---ピカッ☆


西日本型 (九州〜静岡県) 2秒間隔

ピカッ☆--- 2秒 ---ピカッ☆--- 2秒 ---ピカッ☆--- 2秒 ---ピカッ☆

西日本型は2秒間隔で光ったり消えたりしますので、数百匹のホタルが1本の木で同時に光る美しさはサマークリスマスの様です。是非、お楽しみ下さい。
オスとメスは光りが違います。
オス→ お尻が全部光る
メス→半分だけ光る 光らない

  

Q3

ホタルはどういう仕組みで光っているのですか?

A
ホタルの体内にある特殊な酵素による化学反応です。 ほんの少しの熱エネルギーしか必要としないので熱くありません。 光る目的は人間で言えば言葉です。小城のホタルは2秒型です。

---以下補足---
発光物質ルシフェリンがマグネシウムイオンによりアデノシン三リン酸との結合体となり、それがルシフェラーゼという酵素と酸素によって酸化される事によって500から600nmの波長の光を発します。
そして、反応による生成物が強力に発光を妨げる為、明滅を繰り返すのです。
発光に必要なエネルギーの88%が光に変換されるという点から、最も効率の良い発光システムだといえるでしょう。
(参考文献:電気通信大 量子・物質工学科 丹羽治樹 氏 生物発光の分子基盤研究)

Q4

虫はかみついたり、さしたりするので嫌いですが、きれいな光を 出すホタルはかみついたり、さしたりはしませんか?

A
ホタルは人にやさしい虫で、さしたり、かみついたり、逃げたりしま せん。人を恐がったりしませんので、やさしく仲良くしてください。

Q5

ホタルはどれくらい前から地球上にいるんですか? 

A
化石などの研究では数千万年前には地球上にいたと言われています。

Q6

ホタルの成虫は必ず1週間で死んじゃうんですか?
又、ホタルには年齢はあるんですか?


A
平均が1週間で、なかには10〜15日くらい生きるのもいます。
普通は1年で成虫になり一生を終えますが、春に上陸しないで、もう1年水の中で生活する幼虫も3、4割おります。それはひょっとしたら、全部が成虫になって何かが起こって絶滅の危機を避ける ために2年幼虫もおります。

Q7

ホタルは汚れた水のところにはどうして育たないのですか?

A
ゲンジボタルは川がきれいでないと育ちません。
水質は弱アルカリ性(Ph7.2位)が最適で、川の石が汚れたところも嫌いますので、川の掃除をしたり、水の観察をして下さい。

Q8

ホタルの光っているのは成虫だけですか?
成虫は何故 初夏だけですか?

A
卵も幼虫も光を発します。4月の初めに上陸する時は一斉に光を放ちながら水中よりはい上がってきます。ホタルの一生は1年で卵〜幼虫〜上陸〜さなぎ〜羽化 (成虫)となりますが、水中生活が約9ヶ月です。そのうちカワニナを最も食べる7月〜10月までは水温も高くカワニナの繁殖も盛んで、餌の豊富なことや、 さなぎになる為に上陸する4月は雨天も多く、土の温度も上がっています。 ホタルが成虫になるには水温、気温に合わせる体内時計を持っているとも言われおります。

Q9

ゲンジボタル、ヘイケボタルは源氏、平家という人の名前が 呼名になっていますか?

A
江戸時代にはその名前で呼ばれていたと言う事です。その前の 鎌倉時代は源氏が国を支配していたので、光が強い大きいホタルをゲンジボタル、光が弱くて小さいホタルをヘイケボタルと人の名前がホタルの呼び名になったそうです。